金曜日の文具(第78回/八文字屋オリジナルインクの高畠メロウパープル)
八文字屋オリジナルインク#08「高畠メロウパープル」が発売しました!
高畠メロウパープル
¥2,200
#07「村山フルールピンク」の発売から、約1年1ヶ月ぶりの新色になります。大変お待たせしました!
同色系統のオリジナルインク「樹氷アメジスト」とくらべると青寄りの紫色。くすんでいますがソフトな印象も得られる色合いを目指しました。
(下が「高畠メロウパープル」 使用した紙:トモエリバー)
使用する紙にもよりますが、筆記の中にうっすらと光沢のあるピンクが顔を出します。
(使用した紙:ぬりたくり絵インクカード ヴァンヌーボ)
バンクペーパーなどの特殊な紙では、大きく色変化するのが特徴です。スモーキーな青緑に。
(左:トモエリバー 右:バンクペーパー)
モチーフとなったのは、山形県南東部にある高畠町のぶどう。
奥羽山脈の扇状地に拓けた美しい町で、「山々に囲まれた稔り豊かな住みよいところ」という意味の“まほろば”の里と称されています。
ぶどう栽培については100年以上の歴史を持ち、種なしぶどう「デラウェア」の出荷量は日本一をほこる、ぶどうの名産地です。
川沿いのぶどう園に囲まれた高畠ワイナリーは観光地として特に人気が高く、この度、許可をいただいてその社屋をパッケージにも採用しました。
インクを通じて、山形の魅力も知っていただけたら嬉しいです。
八文字屋産の熟れたぶどう、秋のやわらかな空気感ごとご賞味いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
(文・写真 ナガオカ)