金曜日の文具(第72回/べちょりさんのハンドレタリング本)
10月1日(土)、八文字屋本店文具売場にて、レタリング作家のbechori(べちょり)さんを講師に招き、モノラインレタリングワークショップを開催します!
【bechori モノラインレタリングWS | TONO&LIMS Ink Lab & Shimmer Bar】イベントの詳細はこちら
モノラインレタリングとは、均一の太さの一本線で文字を書くこと。
(mono「ひとつの」+ line「線」)
シンプルに文字の骨格を書いていくスタイルで、ハンドレタリングの基礎が詰まっており、初心者でもチェレンジしやすい書体です。
bechoriさんはレタリングの本も執筆されていて、八文字屋各店とOnlineStoreでも取り扱っています。
bechoriのカラフルハンドレタリング シンプルで美しい手描き文字レッスン
¥1,958
レタリングの種類など基本的な知識に始まり、上達していくためのポイントや気をつけることを、ひとつひとつ順を追って丁寧に解説されています。
レタリングを華やかに演出する装飾や効果のつけかた、デザインに生かせる豊富なアイデアと実例も紹介。まずはこれ、という一冊。
bechoriのカラフルハンドレタリング ペンの使いわけでもっと広がる! 美しい手描き文字レッスン
¥1958
一冊目を踏襲しつつ、筆記具・画材の使い分けをフィーチャー。このペンを使えばこう書ける、あるいはこういう表現をしたいのならこのペン、といった切り口で構成されています。
まるまる一章が万年筆インクに割かれており、ガラスペンを使ったレタリングの解説など、インク沼住人の方におすすめ。
一冊目にはなかった日本語レタリングも掲載され、汎用性もアップ。
ペンとサインペン&ボールペンからはじめる まいにち使えるハンドレタリング
¥1,540
カバーに写っているとおり、日記やメモ、ラベル、カード、アルバム、紙袋などの身近なアイテムを対象に、日常のシーンを彩る手書きテクニックをご紹介。
どこの家庭にもある文房具を使ったレタリング、ふんだんな練習スペースに、シーン・シーズンごとの作例と、実用的な一冊です。
前作に引き続き、ガラスペンとインクを使った日本語レタリングに加え、ハングルも追加。
どの本も、それ一冊でレタリングを基礎から学べる一方、それぞれが相互補完的な内容になっています。
また、bechoriさんの手書きに対する思いや、レタリングや万年筆インクとの出会い、練習する過程の実体験なども挿入されています。
だれしも最初からうまいわけではなかったし、楽しく真摯に練習すればだれもがbechoriさんのように書けるようになるかもしれないという、当たり前の事実に勇気づけられもする本です。
(文・写真 ナガオカ)