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金曜日の文具(第43回/mizutamaさんのかんたんマスキングテープの本)

mizutamaさんの新刊『手軽に楽しむ!暮らしに役立つ!かんたんマスキングテープの本』が入荷しました。

テープとしてもマーカーとしてもデコレーションとしても使えるマスキングテープ。その基本的な性質から、どんな幅や柄のものがあるのか、どうやって楽しくかわいく使いこなせるのか、様々な実例が紹介されています。

「マステ、気になっているけどよくわからない & 使いきれなさそう」となかなか手が出ないでいる、そんな方にこそおすすめです。

 

最近、文房具を特集したムック本やブランドブックが目立っています。どれもとてもおもしろい商品でしたが、どうしても付録がメインで本誌はおまけな印象は否めません。量もせいぜい数十ページといったところ。

本書は、それらとはちょっと一線を画してしまう128ページの本誌+限定の付録という豪華な構成。

細かな解説と豊富な写真で、1ページあたりの情報量も充実しています。

消しゴムはんこ作家・イラストレーターとして活躍する以前からマステを愛用してきたmizutamaさんの集大成とのこと。

mizutamaさんは度々マスキングテープを貼るインスタライブなどもやってますが、それが一冊の本として体系的にまとまっているとも言えます。保存版です。

 

4章仕立てで、第1章は手帳・ノート活用術。

本書の半分ほどがこの章に割かれていて、基本的な使い方・デコレーション術から、ほかのテープ・シール・写真などとの重ね貼り、ポケット作成とどんどん独創的でアクロバティックなアレンジになっていきます。

第2章は、マスキングテープを使ったイラストの描きかた講座。

絵が苦手な人でも、マステの柄を活かしてワンポイント添えるだけでかんたんに可愛いイラストができあがります。

第3章は、マスキングテープを使ったクラフト作り。

この章は、マスキングテープブランドの直営店である mt lab. osaka の監修が入り、そのアドバイスのもと実演されています。

第4章は、マスキングテープといっしょに使いたいとっておきの文房具。

マステを切るもの、貼るもの、収めるもの。この章を中心に、mizutamaさんがマステとあわせて愛用している文房具が本書のいたるところで窺えます。

中には、八文字屋OnlineStoreのロングセラー、アレックスのスリム140フッ素コートも。

 

スリム140フッ素コート

¥1,540

 

表紙の「◎」をはじめ、マステや方眼罫を採り入れたブックデザインもかわいくて文具ファンにはたまらないはず(これはmizutamaさんもお気に入りのポイントとのこと!)。

実際の文章を執筆されたライターも文房具が大好きな方だそうで、mizutamaさんのマステ愛を共有し、しっかりと紙面に反映されているのを感じます。

付録はmizutamaさん書き下ろしデザインのオリジナルマスキングテープ!

mizutamaさんが絶大なる信頼を置く、人気マステメーカー・カモ井加工紙によるもの。

サイズは、小さめの手帳などでも使いやすい、スリムな5mm幅(スタンダードなテープは15mm幅)。8種類の異なる模様が連なる贅沢な仕様です。

付録は巻末のボール紙の中にこのように収まってるので、本の形状を損ねずきれいに剥がせます。

 

 


そして、八文字屋本店ではこの本の発売を記念してmizutamaさん直筆のサイン本もご用意しました!

ちょうどつい先日、そのためにご本人がご来店。

イラストも添えていただけないかお願いしてみようと思っていたら、当然のようにおかっぱちゃん(+α) を、しかも二色使いで書いていただきました。

mizutamaさんは普段から下書きをせずにデザインされているそうで、ひと筆書きでみるみるかわいいイラストが描かれていくのを直に拝見できたのは眼福でした!

「ぜんぶ同じだと飽きちゃうから」とイラストも少しずつ異なっています。本当に特別な一点ものです。

それを30冊超お願いしてしまいましたので、すべて描き終わるまでに1時間半以上かかりました。

その後は売り場をじっくりと見てまわられ、たまたまご来店したmizutamaさんのファンの方に接客するという大サービス。

今回のサイン本は完全事前予約制の企画だったのですが、もし手に入れそこなってしまった方が、いま当店に買いに来られると、もしかしたらいいことがあるかもしれません……!

通常の方は八文字屋OnlineStoreでも取扱い中です。サイン本は気軽に読みづらいですし、サインなしでももちろんマストな一冊です。

 

手軽に楽しむ! 暮らしに役立つ! かんたんマスキングテープの本

¥1,980

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