金曜日の文具(第30回/ガルフストリームのガラスペンとパイロットの色彩雫)
先週に引き続き、今週も新入荷のガラスペンをご紹介します。
文具・雑貨メーカー「GulfStream(ガルフストリーム)」のガラスペンです。
持ち手の部分の四角形が、お尻の方に向かうにつれ、ねじれて螺旋を描くというユニークなデザイン。
丸みのあるガラスペンがほとんどの中、四角い持ち手は安定したグリップ感で手によくなじみ、机上でも転がらないのでペンレストいらずです(一方、ペンを回しながら書きたい方には少し扱いづらいかなと思います)。
ガラスペンはペン先の溝に吸い上げたインクを溜める仕組みなので、長文・長時間の筆記ができます。
くわえて、軽く、手に負担を感じません。
字幅は、汎用性も高くインクの色も楽しめる中細字相当(個体差あり)。細字のガラスペンをお持ちの方が多いと思いますので、使い分けできる一本にもなります。
カラーは「ピーチ」「ブルー」「グリーン」「スカイ」「ホワイト」の5色をご用意しています。内部でラメがきらめく美軸です。
ペン先の研磨ができるサンドペーパーが付属してますので、ご自身で書き味の微調整もできます。
これで、1,980円という大変リーズナブルな価格。
「書き味があまりよくないのでは?」「筆記が安定しないのでは?」という不安も出てくるかと思いますが、なめらかな書き心地で引っかかりも感じず、ストレスなくしっかりと筆記できます。
華やかで高級感のあるブルーのギフトボックス入り。お気軽なガラスペンデビューの一本としても、この冬のプレゼントとしてもおすすめです。
ガルフストリームガラスペン
¥1,980
ちなみに、上の試筆で使用したインクは、パイロットの「色彩雫」シリーズ新色です。
「花筏(はないかだ)」は、散って川面にゆったりと流れる、儚くも美しい桜の花びらをイメージ。同シリーズの「秋桜」よりも明るくあわい色味です。
「蛍火(ほたるび)」は蛍が発するほのかな光をイメージ。緑がかった黄色。
「翠玉(すいぎょく)」は美しいエメラルドをイメージ。パッケージの色味より少し緑寄りで「孔雀」と「松露」の間という印象。
3色とも濃淡が出やすく、名前や由来とともに和色の豊さが感じられるインクです。
入れ代わりに、「稲穂」「土筆」「露草」の3色が12月で生産終了になります。
こちら、まだ在庫ございますので、気になっている方はお早めの確保を……!
【iroshizuku 色彩雫】商品一覧はこちら
そして、遅れて入荷したばかりなのでスタッフもまだ遊べてませんが、セーラーの話題の変色インク「ゆらめくインク」シリーズ全9色も追加しています!
インク沼の皆さまをさらに引きずり込んでしまう危険な代物。これからの季節にもぴったりな色で、いろいろな意味でいま使いたいインクかと思います。
合わせてご検討ください!
【ゆらめくインク】商品一覧はこちら
(文・写真 ナガオカ)