コンテンツにスキップ

金曜日の文具(第29回/ガラスペン盛りだくさん)

八文字屋本店店頭、OnlineStoreともに、ガラスペンがいろいろと入荷しましたのでお知らせします!

まずはオリジナル。「Fruits ガラスペン」に続く、「Kokeshi×八文字屋」の新作です。

 

くらげレースケーン(Kokeshi)

八文字屋オリジナルインク「くらげアクアリウム」の色をベースにしています。

吹きガラスのイタリアンテクニックである「レースケーン技法」に着想を得て、ガラスの中にまるでレースが封じこめられているような模様を表現。

これによって、水槽の中をくらげがゆらゆらと漂っている繊細なイメージを描き出しています。


Popping Candy さくらんぼ(Kokeshi

手になじみやすい、ぼってりとした太軸フォルム。軸径は約16mmで、ここまで太いガラスペンのモデルは珍しいかと思います。

意匠としては、軸にさくらんぼの浮き彫りが散りばめており、ペン先と軸を結ぶ真っ赤なトンボ玉もさくらんぼの果実のようになっています。fruits インク さくらんぼ」のモチーフとなった山形の名品種「佐藤錦」のルビーのような艶やかさを思わせます。


以下はオリジナルではなく定番品(新作含む)です。

 

リボンケーン いちごミルク(Kokeshi

Kokeshi」の代表作「リボンケーン」。

透明な色ガラスと不透明な色ガラスのコントラストで、軸内部で螺旋模様を描くリボンを表現。

その名のとおり、いちごの練乳が溶け合っている過程を切りとったようなピンク軸です。


キングステッキ(ぐり工房)

くびれフォルムを玉や王冠のなどで装飾したガラスペン。児童書に出てくる王様のステッキのような可愛くて格式高いデザインになっています。

「ホワイティ」、「キャンディー」、「ギャラクシー」と、どれも色のコンビネーションが魅力的な3色が展開。

ホワイトオパール色の玉が光や背景によって見え方に変化が生じたり(「ホワイティ」)、紺色軸には星空をイメージさせる細かいラメが散りばめられていたり(「ギャラクシー」)、それぞれに特徴があります。


グラマラスショート(ぐり工房)

くびれの曲線美にこだわった、ぐり工房のスタンダードなショートタイプ。

透明のスティックにホワイトオパール色の玉、そしてぷりっとしたペン先が愛らしい一本です。

あわく青みがかって見えるオパール玉が、照明を反射して黄色い光を投げかけるのが美しいです。


ショートレインボー(guridrops by ぐり工房)

透明のあわい色ガラスを虹色にならべ、濃いめの色ガラスで模様に表情を加えたショートタイプのガラスペン。

ペン先側から「紫→青→緑色→黄色→ピンク」と変化してくものと「ピンク→黄色→緑色→青→紫」と変化していくものの2種類のグラデーションがあります。


ストームグラス+(まつぼっくり)

「まつぼっくり」の定番の中でも特に人気の高いモデル。

かつては天気予報にも使われていたというストームグラスを中空の軸に封入。この結晶は気温や湿度で変化します。

このモデルは、そこにさらに天然石をプラス。軸を傾けるたびに内部の天然石が上下に揺れ動き、描くたびに楽しくなります。

天然石は「クリスタル」「アバタイト」「ローズクォーツ」「アメジスト」の4種類。


Rei ()Sayori

手にフィットするくびれフォルムと、透明感を際立たせるシンプルで伸びやかなデザインが特徴。

限定色の四季シリーズから「春pink」「夏green」に続き、凛とした「冬blue」が新登場。華やかな「春pink」も再入荷。


モエシャン(iroka glass / 色華硝子

iroka glass」はファッションやライフスタイルに見られる美しいものをイメージした作風が特徴で、こちらは「モエ・エ・シャンドン」社のシャンパンをモチーフにしています。

シャンパンの黄金色と弾けるような泡が上品なデザインで表現されています。

絶妙な丸みと軸のグリップ感が手によくなじみ、美しさとともに心地よく書き進められるガラスペンです。


並べてみました(右から「くらげレースケーン」「Popping Candy さくらんぼ」「リボンケーン いちごミルク」「キングステッキ」「グラマラスショート」「ショートレインボー」「ストームグラス+」「Rei (麗)」「モエシャン」)。

字幅はいずれも細字相当とされていますが、「Kokeshi」<「sayori」<「ぐり工房」<「まつぼっくり」<「iroka glass」の順で太い印象です(写真は5mm方眼ノート。うまい字じゃなくてお恥ずかしいかぎりですが……)

ガラスペンによって個体差がありますので参考程度に。

クリスマスシーズンも近づいてますので、ギフトにも最適ですし、最近特に盛り上がりを見せているラメインクの使用にもガラスペンは欠かせません。

すべてガラス作家さんが一本一本ハンドメイドで制作しているため、生産数に限りがあり、今回もすでに在庫が僅少のものもあります。
ご検討の方はお早めに!

また、店頭ではOnlineStoreには追加していないモデル・カラーをご用意していますので、お近くの方はぜひお立ち寄りください!


くらげレースケーン

¥15,400

【Glass Pens <ガラスペン>】商品一覧はこちら

 

(文・写真 ナガオカ)

前の記事 金曜日の文具(第33回/武田健の『はじめてのガラスペン』)